たけのこ旬一

京都市西京区に位置する塚原地区。この地で収穫されるタケノコは、色が白くアクが少ないとされ、高級料理店や美食家の間で「白子筍」と呼ばれて重宝されています。中でも「たけのこ旬一」では、農薬や除草剤を一切使用しない“自然循環農法”がモットーで、一年を通して丁寧に手入れをします。一番のこだわりは、夏にスタートする独自の土作り。雨不足・暑さ対策として竹やぶににがり水を撒くほか、ぬか、昆布やカツオ節、貝殻などの自家製肥料を混ぜて表面を耕します。秋冬は稲わら、落ち葉を一面に広げ、ふかふかの土をかぶせる「土入れ」を行います。その工程は、女性のスキンケアのように繊細で、色白でやわらかく、きめ細やかなタケノコが生まれる理由も頷けます。
たけのこ旬一