文次郎農園

瀬戸内海に浮かぶ小豆島。雨が少なく、温暖なこの地域では、味と香りがギュッと詰まった野菜・果物が育つと言われています。そんな小豆島に、大阪から帰郷し、始めた「文次郎農園」があります。「高齢化の進む小豆島では後継者の不足により、どんどん耕作放棄地が増えています。この状況を何とかしたいと、高齢の農家さんから土地を引き継ぎ、知恵とノウハウをお借りしながら生産を行っています。やっとの思いて完成した米や柑橘類は、先人たちの知恵とのどかな気候の賜物です」と太田さん。自然豊かな島で、自然の力で成長した元気な作物のおいしさを、多くの人に味わってほしいというのが一番の願いといいます。農園から届いた柑橘類は、箱を開けると、辺り一面にフワ～ッといい匂いが広がります。もしかしたら、小豆島の空気も一緒に連れてきてくれているのかもしれません。